ご視聴ありがとうございます。
「朝が来ても、ちっとも嬉しくない」
昼下がりの喫茶店で、セツコはそうつぶやきました。
朝起きて、お茶を入れて、何となくテレビをつける。
ニュースを見て、天気予報を見て、気づけばもう昼前。
家にいればお金は減らない。
でも、テレビを見ているうちに一日が終わっていく。
夕方になっても、何かをした感じがない。
夜になっても、明日が楽しみにならない。
そんなある朝、宅配便が来た時に、セツコは廊下の鏡に映った自分を見てしまいます。
寝ぐせの残った髪。
くたびれた部屋着。
ぼんやりした顔。
誰かに笑われたわけではありません。
それでも、セツコの胸にはひとつの言葉が残りました。
「私、朝から何もしてない」
そんなセツコに、マリコは大きな目標を押しつけませんでした。
朝から散歩をする。
運動を頑張る。
新しい趣味を始める。
そんな話ではありません。
まずは、テレビをつける前に
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