年齢を重ねると、若い頃には見えなかった景色が、ふとした瞬間に広がります。
私たち編集部には、日々多くのシニアの方々からの声が寄せられます。それは「もっと早く知っておきたかった」という後悔から、「今だからこそ分かる幸せ」まで、実にさまざまです。
ある方は、定年後に初めて地域のボランティア活動に参加し、「仕事以外で自分が役に立てる喜び」を知ったそうです。会社員時代には見向きもしなかった地元の祭りや集まりが、今では日々の生きがいになっていると笑います。
一方で、「人付き合いをおろそかにしてしまった」という声も少なくありません。長年、家庭と仕事に追われ、友人との交流を後回しにしてきた結果、定年後に連絡先が分からなくなった友人が多くいたという方もいます。電話帳の空白が、静かな後悔を物語っていました。
健康面の話題も多く寄せられます。「もっと早く運動習慣を身につければよかった」という声は、驚くほど共通していました。ある男性は、腰痛をきっかけに毎日の散歩を始め、3年後には山登りを楽しむまでになったそうです。「体を動かすのは義務じゃなくて、ご褒美なんだ」と言うその笑顔は、何よりも説得力がありました。
また、家族との関係についても印象的な声がありました。仕事一筋で家庭を顧みなかった父親が、孫の存在をきっかけに家族の輪の中心に戻ってきたという話。過去の埋められなかった溝を、未来への時間で少しずつ埋めていく――そんな穏やかな日々が描かれていました。
これらの声に共通するのは、「後悔」と「発見」が必ずセットになっているということです。人生の後半戦には、失ったものと得たものが交差します。だからこそ、いまをどう過ごすかが、これからの物語を決めていくのだと感じます。
私たちはこれからも、こうしたリアルな声をお届けしていきます。ページをめくるたびに、あなた自身のこれからを考えるきっかけになれば幸いです。
VOICEVOX:四国めたん
人が儲かると言ってきたときは、そうなのと聞くだけ。
人に話すときは、儲かったあとのために今から儲かるのでなく儲かっただけ。
私は若い時は先物取引、株式取引などで2000万円以上を利益もあったが年齢が上がると利益が少ないが安定するものしかしません。
人との付き合いも最低限にしています。
もっといいマンションに引っ越そうかと思ったけど、維持費が高くて生活が大変そうなので止めました。
固定資産税と管理費が上がると年金の半額近くになりそう。
これでは苦しい。