全国各地で、シニアが旅をしながら仕事をする新たなスタイルが広がっています。宿泊費はかからず、働いた分だけお金がもらえます。さらに、受け入れる側のホテルにも意外な効果が生まれていました。
■シニア世代急増…全国を“旅しながら働く”
富山県朝日町のヒスイ海岸。ヒスイの原石が打ち上げられることで有名な場所です。
千葉県から来た 星野香緒利さん(63)
「海もきれいだし(ヒスイを)探すの楽しい。夢中になっちゃうよね」
千葉県から旅行に来ている星野さん。普通の観光客かと思いきや、夕方になると紺色の作業服を着てホテルで接客していました。
星野さん
「次は冷たいお料理をお持ちしております」
胸には「おてつたび」の文字が。これは一体?
新潟県との県境近く、山々に囲まれた川沿いに佇む「ホテルおがわ」。400年の歴史を誇る小川温泉の源泉かけ流しの宿です。
千葉県に住む星野さんが、富山県のホテルで働いている理由。それが「お手伝い」と「旅」を掛け合わせた“おてつたび”です。最大の特徴は…。
おてつたび 永岡里菜代表
「(Q.宿泊代は?)かからないです」
現地までの交通費は自己負担ですが、働いた分の給料は支払われます。おてつたびの募集ページには、具体的な働き方やトータルで得られる見込み額が記載されています。
いわゆる「リゾートバイト」は、期間が
コメントを書く