「昔はオーケストラにも出ていました。でも、才能がないと感じて夢は諦めた」 音楽とともに生きた若き日々。
けれど定年後、耳が遠くなり、大好きだったレコードも楽しめず。 視力も落ちて本も読めない。絵も描けない。
――そして今、年金と貯金だけの暮らしの中で、老後の不安と向き合っています。
「遺言書を書けと言われていますが…できれば自分のためにお金を使いたい」
そんな胸の内を、静かに語ってくださいました。
「当時、ご本人は“公務員のようなものだった”と語っています。音楽で人に教えることもあり、少額ながら謝礼をいただくこともあったそうですが、正式な営利活動というより、地域や人との交流の延長線だったようです。」
📌今回のテーマ
・【年金いくら?】昭和
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