【今回のあらすじ】
温泉なんて、もう何年ぶりだったでしょうか。
それも――異性とふたりきりで行くなんて、まるで夢のようなお話でした。
64歳の私に、まさかもう一度こんな“ときめき”が訪れるなんて、誰が想像したでしょう？
高校時代の同級生からの一本の電話。
「 さん、今度、一緒に温泉でも行かない？」
その一言が、止まっていた私の時間を、ゆっくりと優しく動かし始めたのです。
恥ずかしくて、でもどこかあたたかくて――。
思わぬハプニングと笑いに包まれた、一泊二日の小さな恋の旅。
最後まで、どうぞお楽しみください。
【VOICEVOX：後鬼】
【VOICEVOX：青山龍星】
