定年後、年金世代になると、「年金」というものが自分の生活に直結するものだといよいよ実感します。年金は、長年の労働の結果として受け取るべきもののはずです。しかし、その受け取りには「申請」という手続きが必要だと改めて考えると、少しばかり引っかかるものがあります。
そもそも、私たちは給与から天引きされる形で年金保険料を支払い続けてきました。その積み重ねがあってこそ、定年後に受け取る権利を得ているのです。それなのに、「申請しなければもらえない」というのはなぜなのでしょうか?役所側としては、本人の意思や振り込み口座の確認をしたいということなのかもしれません。しかし、それだけのために大げさな申請が必要なのでしょうか?もっと簡素化できるのではないでしょうか。ねんきん定期便を送っているのですから、そのぐらい対応できるはずです。
現実には、この制度の存在を知らなかったり、手続きが面倒で後回しにしてしまったりする人もいます。特に、年齢を重ねるにつれ、情報へのアクセスや手続きへの対応が難しくなる方もいるはずです。それを考えると、こうした仕組みは理不尽に感じられます。
例えば、マイナンバー制度が進んだ現在、自動的に年金支給がスタートする仕組みに移行するのが自然ではないでしょうか。年金は「手続きができる人だけのもの」ではなく、支払いを続けてきたすべての人に行き渡るべきだと思います。
年金は、働いてきた人生の最後に受け取る「当然の権利」です。それが煩雑な手続きの中で取りこぼされることのないような仕組みを望む日々です。少子高齢化が進む中、年金の問題は単なる財源の話だけでなく、こうした制度そのものの在り方や、それにかかるコスト(=税金)も見直すべきだと強く感じます。
批判ではなくて建設的な議論を促す意味として以上、申し述べた次第です。
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定年を考える、老後を愉しむ
このチャンネルは、任天堂でサラリーマン生活の最後を送った60代のシニア男性が、定年後のこと、シニアの生活のこと、あるいは、60代の生活の楽しみのことを語るチャンネルです。
朽木鴻次郎、
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